APS-Cユーザーにとって、広角ズームレンズ選びは意外と難しいものです。 「軽さを優先すると描写が物足りない」 「描写を優先するとサイズが大きくなる」 「動画も写真も両方撮りたいけど、どれを選べばいいのか分からない」
そんな悩みを一気に解決してくれるのが、SONY E PZ 10-20mm F4 G。 発売当初から話題になっていましたが、実際に使ってみると“噂以上”の完成度でした。
この記事では、「SONY E PZ 10-20mm F4 G」の特徴、描写性能、AF性能、他の広角ズームと比較まで徹底レビューしていきます。
APS-C広角ズームの決定版。軽さ・描写・AF・操作性すべてがトップクラス
最初に結論を言うと、E PZ 10-20mm F4 G は、現時点でAPS-C広角ズームのベストバイです。
- わずか 178g の超軽量
- Gレンズらしい 高い解像力とコントラスト
- 動画撮影に最適な 電動ズーム(PZ)
- 歪曲の少ない 優秀な光学設計
- 最短撮影距離 0.2m(AF時) の高い近接能力
- 小型ジンバルでも扱いやすい 重心の安定性
これらがすべて揃っているレンズは、他にありません。
特に「軽さ」と「描写」の両立は驚異的で、初めて手にしたときは「本当にズームレンズ?」と疑うほど。 旅行・Vlog・風景・建築・室内撮影など、広角が必要なシーンで万能に活躍します。
圧倒的な軽さ:178gは“広角ズームの常識を変える”レベル
広角ズームといえば、一般的には300g〜500gほど。 しかしこのレンズは 178g。 単焦点レンズ並みの軽さです。
● 軽さがもたらすメリット
- 長時間の撮影でも疲れない
- 旅行に持ち出す心理的ハードルが下がる
- 小型ジンバルでもバランスが取りやすい
- カメラバッグの総重量が大幅に軽くなる
特にVlog撮影では、軽さがそのまま“撮影頻度”に直結します。 重いレンズだと「今日はいいか…」と持ち出さなくなるものですが、10-20mmは常にバッグに入れておける軽さです。
描写性能:Gレンズらしいシャープさとクリアなコントラスト
軽いレンズは描写が弱い、というのは過去の話。 このレンズは Gレンズの名に恥じない高解像力 を持っています。
実写で感じたポイント
- 10mm側でも周辺までしっかり解像
- 逆光耐性が強く、フレアが出にくい
- 色乗りが自然で、RAW現像の自由度が高い
- 建築物の直線がしっかり出る
特に建築撮影では、歪曲が少ないことが大きなメリット。 広角レンズ特有の「ぐにゃり」とした歪みが抑えられており、補正前提でも非常に扱いやすいです。
動画撮影で真価を発揮する“電動ズーム(PZ)”
このレンズの最大の特徴は、電動ズーム(Power Zoom) を搭載していること。
PZが便利な理由
- ズーム速度を一定に保てる
- 撮影中の画角変更が滑らか
- 片手でズーム操作が可能
- リモート撮影との相性が抜群
特にVlogやYouTube撮影では、滑らかなズームは大きな武器になります。 手動ズームだとどうしても“ガクッ”と動きが出ますが、PZなら映画のようなスムーズなズームが可能。
また、ジンバル使用時でも重心が大きく変わらないため、バランスが崩れにくいのも魅力です。
最短撮影距離0.2mで“寄れる広角”が撮れる
広角レンズで寄れると、表現の幅が一気に広がります。
- 手前の被写体を大きく写しつつ背景を広く見せる
- Vlogで料理や小物をダイナミックに撮影
- 旅先のディテールを印象的に切り取る
特に10mmで寄ると、被写体がグッと強調されて迫力のある写真になります。 F4固定ですが、広角なので被写界深度は深め。 その分、被写体の情報量をしっかり伝えられるのが魅力です。
AF性能:静止画も動画もストレスゼロ
AFは非常に高速で、静止画・動画どちらでも迷いません。
- 動く被写体をしっかり追従
- フォーカスブリージングが少ない
- 動画撮影でもピント移動が自然
特にフォーカスブリージングの少なさは、動画撮影で大きなメリット。 ピントを前後に移動させても画角が変わりにくく、プロっぽい映像が撮れます。
10-20mmという画角が“日常をドラマチックに変える”
APS-Cで10-20mmは、フルサイズ換算で 15-30mm。 この画角は、実は非常に使いやすいレンジです。
10mm(超広角)
- 旅先の絶景
- 建築物
- Vlogの自撮り
- 室内撮影
20mm(広角)
- スナップ
- 街歩き
- 料理撮影
- 風景の切り取り
「広角ズームは特別な時だけ使う」というイメージを持つ人もいますが、10-20mmは日常でも大活躍します。 むしろ、広角のほうが“日常の景色を新鮮に見せてくれる”のです。
他の広角ズームと比較しても圧倒的にバランスが良い
他社の広角ズームと比べても、10-20mm F4 G は総合力が頭ひとつ抜けています。
| レンズ | 重量 | 明るさ | 特徴 |
|---|---|---|---|
| SONY 10-20mm F4 G | 178g | F4 | 軽さ・描写・PZのバランス最強 |
| SIGMA 10-18mm F2.8 | 260g | F2.8 | 明るいがズーム幅が狭い |
| TAMRON 11-20mm F2.8 | 335g | F2.8 | 明るいが重い |
| SONY 10-18mm F4 | 225g | F4 | 古い設計で描写は控えめ |
明るさだけで選ぶならF2.8のレンズも魅力ですが、 軽さ・描写・操作性・動画性能の総合力では10-20mm F4 Gが圧勝です。
こんな人にこそおすすめしたい
旅行・Vlogを撮る人
軽さとPZの組み合わせは最強。 旅の相棒として完璧です。
風景・建築を撮る人
歪曲の少なさと高解像力が魅力。
室内撮影が多い人
狭い空間でも広く撮れるので便利。
APS-Cで一本“広角ズームの決定版”が欲しい人
これを買っておけば間違いありません。
APS-Cユーザーなら絶対に後悔しない一本
SONY E PZ 10-20mm F4 G は、 軽さ・描写・操作性・動画性能のすべてが高次元でまとまった、APS-C広角ズームの完成形です。
- 178gの驚異的な軽さ
- Gレンズらしい高い描写力
- 動画撮影に最適な電動ズーム
- 歪曲の少ない優秀な光学設計
- 近接撮影も得意
- 旅行・Vlog・風景・建築・室内撮影に最適
APS-Cで広角ズームを探しているなら、まずこのレンズを候補に入れるべきです。 むしろ、これを選んでおけば後悔しないと言い切れます。

